MonoFas®DNA精製キットⅠ

背景

MonoFas DNA精製キットⅠは、短時間、高効率、高純度、しかも簡便に行なえる機能を持っています。本キットで精製されたフラグメントDNAは、濃縮操作や脱塩操作を必要とせず、蛍光シーケンシング、クローニング、ラベリング、標識反応、PCR増幅、制限酵素消化反応、ライゲーション、トランスフォーメーション、マイクロアレイ解析、マイクロインジエクション、in vitro転写/翻訳など、ほとんどあらゆる分子生物学的操作にそのまま使用できます。

特長

■ PCR産物やアガロースゲル中DNAも単一のキットで抽出可能

■ 微量溶出による濃縮精製

■ 幅広いサイズのDNA精製に対応

■ 高いプライマー除去効率

■ 迅速処理で高純度精製

高純度高い再現性

PCR産物から精製実例

イオン交換クロマトグラフィーによる400bpDNAのクリーンアップ効果の比較(CIM DEAE DISK)市販製品による精製では、プライマーが残っているが、MonoFasによる精製では、プライマーをほとんど除去できる。

イオン交換クロマトグラフィーによる400bpDNAのクリーンアップ効果の比較(CIM DEAE DISK)の図
制御されたメソ孔のシリカモノリスを高い品質管理のもとで製造
しているため、再現性良くDNAを回収できます

アガロースゲルから精製実例

■ アガロース(TAEおよびTBEバッファー)ゲルからのDNAが9分間で分離精製

■ フラグメントDNA(35~35,000bp)の回収率は70~80%

■ 10µLのTris-HClバッファーあるいは水で溶出

■ ヨウ化ナトリウムを使わないので精製後の反応に悪影響がない

■ 1回で最大1gのゲルが処理可能

1%アガロースゲル電気泳動による精製効率比較

①PCR産物 精製前①MonoFas精製後、②市販製品精製後③の比較解析。市販製品に比べて、高い回収率が得られる。

1%アガロースゲル電気泳動による精製効率比較の図
精製されたPCR産物の正確なシーケンシング分析の図

製品仕様

項目PCR産物からの精製アガロースゲルからの抽出
標準操作時間 4分間  9分間
最大DNA結合量 10µg  10µg
最大ゲル処理量  -  1 g
最小溶出量 10µL  10µL
カラム容量 1mL  1mL
DNA処理範囲35bp~35kbp 35bp~35kbp
回収率>90%(100bp~5kbp)
>60%(5kbp~35kbp)
>80%(100bp~5kbp)
>50%(5kbp~35kbp)
プライマー除去率     95%      -

簡易プロトコル

微量溶出・高回収量

広範囲のフラグメントDNAサイズに適応

核酸の保持能力が強いため、100 bp以下または、10 kbp以上のフラグメントDNAでも簡単な遠心処理のみで精製できます。対応可能なサイズは35 bp~35 kbpです。

高速処理:シリカモノリスの高い空隙率

    卓上遠心分離機で操作可能です

フラグメントサイズが35 bpでも35 kbpでも遠心分離機で精製可能です。洗浄工程では1分間の遠心が必要です。

高速処理フラグメントDNA:35bp電気詠動写真

フラグメントDNA:35bp

高速処理フラグメントDNA:35kbp電気詠動写真

フラグメントDNA:35kbp